アッサラームアレイクム(あなた方の上に平安がありますように。)


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モロッコ王国の国旗

モロッコ王国について


モロッコ王国はアフリカの北西部に位置しています。
北部はジブラルタル海峡と地中海、西は大西洋に面しています。
東部はアルジェリア、南部はモーリタニアに隣接しています。
モロッコの領土は約710,850平方kmです。
海岸線は2,500kmに達し、大西洋岸が2,000km、地中海沿岸は500kmです。

首都


リバット

言語・宗教


公用語はアラビア語とベルベル語。
フランス語が広く使われ、北部ではスペイン語も使われています。
アラビア語が公用語となっているものの、国民の大半は学校教育で正則アラビア語を習わずモロッコ特有のマグレブアラブ語を話しているため、他のアラビア語圏の住人とは意思の疎通が困難。
かつてフランスの植民地であったのでフランス語が事実上の公用語となっている。
公文書はフランス語で書かれ、学校教育もフランス語で行われることが多い。
山岳地帯では、タシリヒト語、タマジヒト語、リフィ語などのベルベル語を話す人々もいる。
ベルベル語話者は人口の1/3以下。
フランスやスペインの旧植民地と隣接しており、経済的な結びつきも強いため両言語が利用されている。
国教はイスラム教ですが、憲法により信仰の自由は保障されています。
モロッコは数世紀に亘り、 宗教に寛容な国として知られており、キリスト教会、ユダヤ教会、イスラム教のモスクが平和に共存して います。
キリスト教会、ユダヤ教会は特に大都市に多く、各宗教のコミュニテイーに対応しています。

政治体制


モロッコは民主的な立憲君主国です。

政府


政府は首相と閣僚から構成されています。2011年の憲法改正により、首相は政権与党から選出されています(以前は国王の任命)。政府は法律を規定し、また官僚を監督します。

地理・気候


地中海に面する北部は温暖な地中海性気候。
4000メートル級の山があるアトラス山脈には十分な降雨、また積雪もあります。
南部一帯は砂漠性気候です。

モロッコの経済


主産業は農業で、穀物、大豆、野菜、柑橘類、オリーブなどを栽培する。
高地や乾燥地帯ではヒツジ、ヤギなどの牧畜が盛ん。
林業ではコルクが輸出される。
イワシ、マグロなどの水産物は重要輸出品。
リン鉱石の産出量は世界有数で、埋蔵量は世界1位。
ほかに鉄鉱石やマンガン、コバルト鉱、亜鉛、金、銀なども産出する。
天然ガスも豊かだが、原油の採掘量はごくわずか。
工業は軽工業のほか石油精製や肥料など幅広く行われているがいずれも小規模。
絨毯、革製品など伝統工芸品は評価が高い。
古い景観を保つ都市が多く、観光産業も重要。

通貨


ディルハム


モロッコにおいて水の供給は、相対的に恵まれている大西洋岸地域から乾燥した南東部まで、地域によって一様ではない。
またモロッコの気候と水の循環システムは、循環変動の影響下にあり、状況によっては数年間に亘って干ばつが続くこともある。
水資源は、このようにモロッコにとって重大な関心事である。
水資源の90%近くは、既に使用されており、工業や農業の影響で汚染され、水質の低下は深刻である。
都市部の廃液は5%だけ処理されている状況である。
1995年に制定された水資源法10-95は、国家の水資源政策の新しい出発点となった。
同法は、水資源計画、管理、制度改革、需要から供給までの移行の管理、貯蔵管理計画、“使用者側の支払”或いは“公害源側の支払”のどちらかの適用、また使用者と運営者間の話し合いの促進など、基本的な範疇の事柄に対応するものである。

農業と農業食品


農業はモロッコ経済、社会において主要な役割を果たしており、国の経済活動の向上のために数十年に亘り貢献している。
モロッコは、GDPの20%を創出する(収穫による)農業部門に大きく依存しており、労働人口の40%がこの部門に従事している。
農作物の90%以上が灌漑設備なしで栽培されており、生産量は不規則である。
モロッコにとって農業の重要性が大であるにも関わらず、国土のたった19%しか耕作されておらず、 大麦、トウモロコシ、柑橘類、ワイン、野菜が主な産物であり、畜牛も盛んである。
モロッコは魚介類、果物、野菜の純輸出国であるが、穀類、搾油用種子と砂糖は輸入に頼っている。

建設と公共事業


建設と土木工事は発展しており、住宅計画、都市化促進と住宅不足を軽減する為の基礎的インフラ整備が実施されている。
モロッコ政府はマラケシュ(Tamansourt)とラバトーサレータマラ(Tamesna)近郊に2つの新しい都市を建設することを決定した。
住宅省は、不動産の現状を見直し、オフサイト設備の手配などの都市研究を実施する一方、民間のプロモーターは建築を担当する。

小売業と近代的な流通


モロッコでは、近代的に組織された小売市場が建てられている。
過去2年間に多くの近代的なセルフサービスの店舗が(コンビニエンスストアを含む)主要都市に開店した。
この傾向は国中に広がって行くであろう。
食品小売部門は過去10年の間に急速に発展しており、近代的で広々としたスーパーマーケットが主要都市にオープンしたことによって、モロッコ全体の都市消費者の多くの買物習慣は今後益々変化して行くであろう。

ハイテクノロジー産業


モロッコ政府の奨励策、及び世界的企業がマイクロ電子部品の組立工場のモロッコでの設立を決定したことにより、モロッコのハイテク産業は成長著しい部門となった。
この計画は、モロッコにおいて高度の設備と技術者の調達が可能であることに基づいている。
電子部門、特に電子部品製造は輸出製品として大きな可能性を持っている。
マルチレイヤープリント回路、コンバーター、通信機器、特に輸出製品を製造している下請会社は、絶好の投資対象である。
自動車産業、精密機械、航空産業、その他産業調査・開発産業は再移転傾向のおかげで着実に成長している。
モロッコ王国は、ハッサンⅡ世基金設立によりこれらの部門への投資を支援している。
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